朝の読み聞かせ
2022年2月22日 12時35分2月22日(火)
冷たい風が頬に刺さる寒い朝でした。
通学路の途中で、道ばたにできていた「つらら」を学校まで持ってきて見せてくれました。
自然のすごさに、感動させてもらいました。
今日は地域の方が、今年最後の朝の読み聞かせに来てくださいました。
本の題名は「とんでもない」です。
(ぼく)ぼくは普通の子。サイは鎧のような立派な皮があっていいなあ。
(サイ)とんでもない、重いんだ。ウサギのように跳びたいものだ。
(ウサギ)とんでもない、この前跳びすぎて池に落ちちゃった。くじらのようにゆったり泳ぎたいな。
(クジラ)とんでもない、泳いでいるのか止まっているのかわからない。きりんのように陸でゆっくり見下ろしたいな。
(キリン)とんでもない、洗面所で顔を洗うのも大変。鳥のように体ごと飛びたいな。
(トリ)とんでもない、ねこたちから逃げているだけなんだ。ライオンのように強かったらな。
(ライオン)とんでもない、追いかけるのも大変。人間のように本でも読んでごろごろ過ごしたいな。
(ぼく)とんでもない、人間だっていろいろ大変なんだ・・・・・。
読み聞かせ後、子どもたちも次々と感想を発表します。
「周りから見ていいな、と思っている動物のよさも、本人からすれば、いやだと思っているんだな」
「動物たちにもそれぞれ悩みがあるんだな」
自分にないものは、よく見えてしまうけど、本人たちなりの悩みがあるんですね。
動物たちから見れば、人間って、うらやましく見えているのかもしれませんね。
毎学期、読み聞かせに来ていただき、ありがとうございました。
気付いたり、創造したりする中で、たくさんのことを感じ、心を温かくしていただきました。
すてきな時間を本当にありがとうございました。